田舎の武器とは…？

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　「土佐文旦は…立派な武器」
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高知の人は…土佐文旦よりも「温州みかん」や「伊予柑」を上等と思っている！
皮はうすく…種はなく…糖度は高い…そんなミカンが高級なのである！

土佐文旦はそれに較べると…「ただデカイ！」「皮は厚い！」「種はある！」そして
春先にドッと一斉に店先に並ぶ！沢山並ぶせいからか「安価」である！…もし遠く
へ送ろうと思ってもその図体から「輸送費」だけが高い！まったく厄介である！

土佐人はこれを「高級な果実」とは思わなかった！

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　「北海道の友人」
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北海道の友人に教えられた！

　「温州みかんのサイズなら北海道でも売っている！」
　「雪に閉ざされた辛い時期に土佐文旦の明るい黄色は春と希望を届けてくれる！」
　「このでかさは北海道はデッカイドウと道産子をも圧倒する！」
　「香りもいい！」

時と場所を選べば…「土佐文旦」とは…地域おこしの立派な武器になるのだ！
　
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　「きっかけ」
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北海道から四万十川にやって来た友人を「屋形船」での食事に誘った際…どんな
料理に興味があるのか見ていたら…この「土佐文旦」だった！

No1は…「鮎」「エビ」「うなぎ」ではなく「デザート」の感覚で添えられている
この果実に北海道の人は興味を示したのだ！

それ以来春先には「土佐文旦」を送っているが…20年前には…本体よりも輸送費
の方が高かった！

金額で貴重性を判断した時代には…安価な土佐文旦が貴重だとは思えなかったが
今では「逆転の発想の効果」と「観察の必要性」を教えてくれる！