「田舎へ住んでみませんか?」

慌ただしい都会の喧噪から逃れて、自然いっぱいの田舎に住んでみませんか?

というキャッチフレーズを目にする。農山村活性化策にも「移住促進」の案が
ある!過疎地域の空き家を利用して都会の人を呼び込もう!という町村の策も
ある!しかし、、、成功例は少ない!Why?

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* 「時間があり過ぎる!」

忙しいことに慣れた現代人には「暇」は持て余すどころか、苦痛になる!
周囲には話し合える人も少なく、ときどきそのストレス解消のために、都会へ
出ていくことが必要になる。

* 「自然がいっぱい過ぎる!」

「慣れ」とは恐ろしいもので、美しい自然も一月もすれば飽きる!
飽きてしまえばそれほどの価値もなくなるのである。綺麗な空気も、美味しい
水も、都会から見れば価値があるのであって、住み慣れるとそうでもなくなる。
そして
自然とは、美しい時ばかりとは限らず、恐ろしい時もあるのだが、恐ろしさま
で許容した覚悟がないと、「自然は脅威」となるのである。

* 「自給自足は楽しくない!」

自ら作る農作物には、作る楽しさはあっても、食べる楽しさは想像した程では
ない!何故なら、収穫期が一緒だから、実るときにはドサっと実る!のである!
人の良い隣人も同じなので、貰い物をするが、、、、同時期なのである!

* 「子供の教育に適していない!」

子供に必要なのは「高学力、高学歴、高収入」と考えるならば、田舎は子供に
適していない!「腕白でもいい!」は田舎でなければならないことでもない!
自然と付き合っての「情操教育」ならば、ときどきの休みでもまかなえるシス
テムや交通網の整備がなされている!過疎統合廃校、、、、人の少ない田舎は
子供には向かない!

* 「車が必要なのに、、、ガソリンが高い!」

自家用車がないと生活が成り立たないほどに隣棟間隔が大きいのに、、、
道幅は狭く、夜は暗く、ガソリンスタンドは遠く、ガソリンは150円もする!

ガソリンを入れにガソリンスタンドに出向いて、帰ったら半分しか残ってなか
った、、、という笑い話もある!そして、、
田舎のスーパーには”大売り出しの安売り”がない!物価は高いのである!

したがって、、田舎に来た人の多くは後悔している、、、、はずである!