反省以外に猿は動く!

携帯電話

最近の電話はコードなしの移動式が多い。しかし…古い人間はその機能を十分には使えない。
太郎と花子はその古い人間らしい。その証拠…

①  自宅から出る寸前に花子の携帯電話が鳴った。
    「あなた、ちょっと行ってて!電話がすんだら下りて行くから…」…話ながら車庫に向かえばいいのに…
②  太郎がテレビを見ていると花子の携帯が鳴った。今度は話しながら太郎の隣の椅子に座る。
     相手が孫だからついつい大きな声でしゃべる!太郎はテレビの音が聞こえない。テレビ中断!
③  花子は太郎から離れて電話をする。しかし、その場所がテレビに近い椅子だ。
    テレビの音声が電話に邪魔になる。そうなると仕方なく太郎はテレビを消さなければならない。

今の若者はスマホに慣れているから電話線に束縛されない.然し、歩きながらの行動をみると案外重要なことは話してない。むしろ「話す」よりは「見る」行動が多い。

以上から「太郎と花子」は「いつも繋がれていた犬」のように、鎖の長さの呪縛から逃れられない。一方「話下手な若者」は「電話は見る為の道具」として認識しているようだ。機械は進化しているのだが、人間は果たしてどうなのか心配である。

機械は年代とともに変化するのは当然だが、老人が新機能に馴染めないのはその「老眼」にある。つまり「スマホと老眼鏡」は似合わないのだ。taro410@adagio.ocn.ne.jp