もうすぐ「高校野球・春の選抜大会」が甲子園球場で始まります。
四万十市からは「県立中村高校」が「21世紀枠」で出場しますのでご注目下さい。そこで…名前の話ですが、[四万十市」に学校があるのですが「中村高校」で「四万十高校」ではありません。

「中村」の地名は古く「二つの川の合流点の「中洲の村」と言う地形から「中洲村」そして時を経て「中村」となっていたのです。その頃の川の名前も「四万十川」ではなく「渡川」だったのですが、日本地図や教科書のお陰で[四万十川]となり、その後のNHKの「日本最後の清流」と言う冠と共に人気ネーム[四万十川]となりました。人々はこの「人気」に弱く、建設省も市役所も「古い名前」を捨て、マスコミ受けをする現在の名前になっているのです。

しかし、学校・警察署や郵便局等の公共施設は昔のままの名前で混雑を避け伝統を守っているのです。

従って甲子園出場高校は「県立中村高等学校」なのです。遠い昔は女子高校だったのですが、今は完全な「男女共学の進学拠点高校」で生徒達も地元の二世三世の子供ばかりです。この「地域密着の伝統」が21世紀枠に推薦された大きな理由の様です。

今では「中高一貫」で「6年間の成果」が学問だけでなくスポーツにも現われて来ています。