列島改造論

地方創生戦略

地方から見れば「何だ今さら?」という政策だ。今まで何をしていたの?
四万十川でも選挙の度に「このままではいかんから次も私を国会に送って
くれ!」と叫び続けて30年以上になる国会議員もいるように、田舎では難
しい問題なのだ…が…

機会あって東京から訪れた「防災の技術屋さん」からこう聞いた。
東南海地震が発生したら救援はまず静岡から始まって四万十川は最後に
なるでしょうね!」田舎にも順位があるようである。

政府が「地方創生」を唱えたら、喜ぶのは「静岡・長野・新潟・群馬・福島
」などの「環東京の田舎」である。不景気は遠くの田舎から!好景気は
都会から…という構図は明治以降の中央集中政権の常識なのだ.

            

給料は「都会並み」生活は「田舎で」…そこには「貨幣価値の違い」が
あるのだ。例えば子息を東京の大学に行かせるとなると、田舎の子は

「住居費」「交通費」「通信費」など大きな負担が足かせとなる。親にし
たら「子作り」は一生の生活設計」に必要な要素となる。


地方創生やら地方再生を唱えるなら「大学」や「研究所」「役所機能」
を東京一極においていては駄目である。目先の「建設工事費」や「観光案内
所開設」で未来の田舎を救う構図とは成りえないのだ。

結論は「地方バラマキ」ではなく「東京分解計画」である。しかしそんな発想や覚悟は自民党にはねえだろうなあ・・・


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