風評とは…風の噂

              
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四万十川の「良い風評」
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四万十川が有名になったのは「情報による風評」つまり「電波の力」だった。

昭和58年のたった30分のNHKの番組から始まったマスコミの競争力が四万十川観光を創りだしてくれたと言っていい。

驚いて身をすくめた地元民の純情さが「人情」という表現で報道され、四万十川には「自然と人情」が共生している…とパンフレットに書かれた。

「良い風評」とは「何とかしてやろう」という善意が前提なのだ。一方…

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 東北の「悪い風評」
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東京電力のせいで東北の風評は四万十川まで流れてくる。

この風評は誇張ではなく事実だろうが、なんとも恐ろしい!この恐怖に東北の人達が必死に耐えているのは驚きである。

東京電力がこの「悪い風評」を作ったのには三つの原因がある。

 ① これは「国策」のはずだ!
 ② 今まで散々「補助金や寄付金」を出して来たはずだ!
 ③ 放射能は見えないはずだ!

「悪い風評」の原因には「…はずだ!」が必ずある。 ∵「has」は主語が三人称?

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 南国土佐の魚事情
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花子の「荷物持ち」として量販店に行くと面白いことに気づく。
魚には「産地」が書かれてある。東日本大震災が起きる前は「国産」とあった。

しかし…最近では「産地・日本」とか「太平洋」とある。これは「東北」を意味するかもしれないそうだ。なぜなら…東北の魚以外は産地の固有名を明示しているのだ。

「土佐」のカツオと「日本」のカツオとは違うようである。

 花子 「上りカツオはいいけどね!」
 太郎 「今年はカツオは不漁だそうだ!」
 花子 「日本脱出かしら?」
 太郎 「…」
この国はカツオにも見捨てられそうである。
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